図書館で何気なく手に取った山本文緒さんの本
【無人島のふたり 120日以上生きなくちゃ日記】2022年
山本文緒さんの「自転しながら公転する」
を以前読んだことがあり、、
話の内容はほとんど忘れてしまったけど、、、
かなり面白くて一気に読んだ記憶はある。
タイトルをみてどんな物語なのかな?日記?小説?恋愛もの?
背表紙の絵もかわいいし、
とりあえず読んでみようと思い図書館で借りてみた。
山本文緒さん、2021年10月に亡くなっていたのですね。
全然知らなかったです。
この日記は亡くなる前の山本さん自身の日記でした。
星5だとしたら ★★★★☆ 星4でした。
58歳での突然のガン宣告。
膵臓ガンステージ4。
転移もあり手術不可能。
余命4か月。
同じ50代なので、自分に置き換えて読み進めてしまう。。
日に日に悪くなる体調。
本当に余命通り死んでしまうの??
死なないでほしい。
もしかして余命以上に生きることができる?
日記の1日1日が気になって仕方がない。
本を読むのが遅い私ですが
日記ということもあり3日で読み切ることができました。
最後は、涙。。
最後の最後まで心情が描かれていて
死というものがリアルに伝わってきました。
私の心にずっしり何かが残るかんじ。
今のところ、元気なだけがとりえな私。
50代に突入して色んなことに
もがいたり悩んだり
挑戦したり失敗したりしている私だけど
今は今で生きていること自体幸せなんだと思う。
これから突然、私も余命を宣告されるかもしれない。
事故にあうかもしれない。
50代は嫌なことをせず楽しいことだけするのが理想だけど、、
時間を大切に丁寧に毎日生きたいと思わされた一冊でした。